本屋のすがた

先日、不意に人から図書カード15000円分をいただくという素晴らしいことがあった。

 

よって、本日は池袋西武のリブロへ。ちいさい人が欲しがっていたアインシュタインの伝記を探すのが目的だったのだけれど(Amazonでは伝記の文体やら言葉の難しさやら挿絵の感じやら、そういう雰囲気みたいなものがいまいちわからず、さすがに児童書のことは詳しくないので手にとって複数のなかから選びたかったのだ)、せっかくなので書店ならではの発見があればと、各フロアに立ち寄ってきた。

 

品揃えと並べ方の悪さとで絶望的な気分になった。

池袋はジュンク堂があるからしょうがないのかなあ。自分が専門にしている内容の本については、池袋リブロはいまいちだとわかっていたのでその品揃えに期待していなかった。でも、他のところでも、愛や気迫が感じられない。何もかもがなんとなく物足りないというか、狙いどころが見えないと思った。リブロで育った私としては少し寂しい。これを機会に、池袋リブロには当分行かなくなりそう。

 

新宿のジュンク堂もなくなってしまったしなあ。今月は、2度ほど新宿・紀伊國屋書店で本を買ったが、新宿なら他、どこなんだろう。西口なら三省堂? 

紀伊國屋書店、どうも動線がよくなくて、目的があれば行くけど、ザッピングする場所としてはいまいち得意ではない。

 

本をザッピングできる「魅力的な機会」と言えば、この数年もっぱら、Amazonか古書店か、誰かの研究室か図書室・図書館かになってしまった。書評を読む機会が減っているのは改善したいところ。

 

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機能的でもないし、美しくもないし、面白くもない本の並べ方というのは、新しい本を売る書店としては、ちょっといけてないよなあ。

 

頑張れ、街の本屋さん。