始動する春

しつこいようだが、コロナで私の世界はいったんすべてが止まっていた。

個人的には憂鬱すぎる件がもう1つあり、それで世界が真っ暗になった。

そう思いこんでいた。

 

でも、なんだか2023秋くらいからいろんなことが動き始めて、この数ヶ月でめちゃくちゃ速度が増してきた。

 

流されないように着実に。でも勢いにのってまた、元に戻るのではなく新しい次元にたどり着きたい。

 

コロナ禍でも実践は継続させてきたし、インタビュー調査も欠かさなかった。出張こそいけなかったが、きちんと芽は温存できていたようだ。

映像作品展:地域の物語を演劇にする2023

帝京大学学生が大学周辺地域の方々にヒアリングをし、その内容を2023年12月に「演劇」として公演しました。その制作過程が映像化されたものの展示が、2024年2月7日(水)〜4月27日(土)まで、帝京大学総合博物館企画展示室で始まります。本実践は科研費基盤C「大学生と高齢者が共に学ぶ学習プログラムの開発と実践」の助成を受けて行われています。ご関心のある方はお立ち寄りください。

 

2024 新春のお慶びを申し上げます

 

旧年中は、大変お世話になりました。ありがとうございました。

昨年末に46歳となり、無理せずマイペースで生きることの大切さを感じています。コロナ禍が落ち着いたことで国内出張のみ再開しました。また、代表・分担の科学研究費が2023年度に3つ終了するため、成果報告に向け奔走しました。一方で新しい研究の芽も育ちつつあり、それに伴う新しい人間関係も生まれ新鮮な日々を過ごしています。2024年には新しい書籍刊行のご報告もできそうです。今後も研究・教育・社会貢献に尽力したいと思っています。


今後とも引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

皆様のご健康と益々のご多幸を心よりお祈りいたします。

『哲学対話の冒険日記』

梶谷真司先生からご恵贈いただいた『哲学対話の冒険日記』の中で、私が高齢者の方と行ってきた活動についてご紹介いただきました。とても優しい文章で、自分の実践が客観視できてありがたいです。もし機会がありましたら皆様もお手に取っていただけたらと思います。

 

「本人たちには、いろいろ心配事や不安はあるのだろうが、若い世代が彼女たちに接し、あのように輝いている姿を見るのは、未来への贈り物となるにちがいない。」(『『哲学対話の冒険日記』』102ページ)

2023年、もう終わる。

今年はよく研究した年だった。というかこれが本来なら当たり前なのだけれど、昨年までがコロナで壊滅的にスケジュールが倒れたり、やる気が出なかったりしたのだ。

コロナの影響についてまだグチグチ言っているのは、いささか時代遅れかもしれない。しかし私は人生のうちの大事な3年間を失ったという気持ちでいる。3年も準備した海外でのプロジェクトが頓挫した。関連する出版計画がなくなった。私には嘆いても嘆ききれないような年月だった。きっと私の他にも、失ったものが大きい人がいると思う。人生観が変わった人もいると思う。

 

それでも今、私は黙々と新しい活動を行っている。

つまりはそういいうことだ。