隣の「太鼓のひと」のこと。

同じ部屋に居るからといって特にそれだけでは他人に興味を持てないところがあるのだが(このさい、そう言ってしまおう。。)、今居る部屋の隣の席の人がずっと気になっている。

 

なら話せばいいのだけれど、ほとんど話らしい話はしたことはない。

でもなんとなく好きなので、よく見ている。

 

何故気になっているかというと、太鼓の話をしている姿が、とても輝いているからである。太鼓はとてもかっこよくて、実物も、職場で見たことがあるのだが(たまに練習前とのことで持参される)あれはいいなあと思う。

 

「太鼓いいですね」くらいの声かけしか、いつもできないけれど。でもなるべく彼女を見たら、何か話すようにしている。そうじゃないと、私が彼女に興味を持っていることが伝わらないんじゃないか、と不安だからだ。偶然でも、彼女の隣の席になったこと(私の座席が先に決まっていたので正確に言えば彼女がその席に後から来てくれたこと)を嬉しく思っている。

 

太鼓が好きな人は、きっと他にも、私が面白いと思えることを沢山知っている気がするのだ。

 

人間というのは、どうやってお互いのことを気にし出すのか。

不思議だ。