圧倒的に満足できる人生

人生における目標を、「圧倒的であること」と思ってきました。

人並みでやっていても、それは次につながらない。相手の期待に120%、150%で応えていくことが、自分にとっての在り方でした。

そんな話をしたら、「随分マッチョですね」と言われ、そう言われるまでそんな風に思っても来なかった自分に気が付きました。そういう生き方をしていくことで、もしかすると、誰かを傷つけてきたのかもしれません。

それでも、私は、やらないで後悔するよりも全力でやっていきたいという気持ちが強く、それについて来られない人を切り捨てていたような気もします。

 

40歳までは若手研究者と呼ばれる業界です。若手、という呼称がたまらなく嫌で、早くそれが終わらんことをと指折り数えて待ってきました。女性は、何歳で云々、と年をとることを気にするみたいなことが一般にはあるかもしれませんが、私はそういう仕事をしていないので、早く、一人前として扱って欲しいと思ってきました。昇進を希望したとき、まだ若いから君はと言われ、「私、そんなに若くないです!」と生年月日を指差したこともあります。

 

もう、本当に、素でやっていく時期に入りました。海外を視察して回ったとき、北欧で聞いた「人生の後半」というコンセプトが本当に新鮮でした。40歳からをどう過ごすか、という考え方が諸外国では議論されているので、私も、30代後半から、如何に後半に向っていくかを考えてきました。

 

だから、待ちに待った、40歳でした。ここまで生きてこられたことと、これまでお会いした全ての皆様に感謝して眠りたいと思います。

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