映画を週一映画館で観る、そういう生活をしたいと本気で思っている。去年は結構頑張った。23、24歳までのペースに戻したい。
映画だけではなく、物事を深く理解したい場合は、集中的にシャワーのような摂取をする中で膨大な差異反復でメタ視点を得るのが一番の近道だと思っている。映画には特有の文法、話法があるので、観ていないと鈍るなあという気もする。
こんな私が、『ラ・ラ・ランド』を観たら。
感想。ディズニーランドのパレードを観ているみたいな感覚。好きな人がいるのはわかる。純粋に楽しい。口ずさみたくなる。でも何か感動したかと言えばそういうのは無い。寧ろ、何もないくらい爽快。私はファッションも音楽も好きなので、それを楽しむつもりで割りきっていた。だから、1300円のチケット(夕方割引)は損とは全く思わない。
しかし、ストーリーは単調、感情描写に乏しく浅薄と感じた。軽薄とは思わない。軽妙は結構なことだ。しかし、男女の葛藤、心理描写が削られているので、感情移入しにくい。ドラマチックなダンスシーンを際立たせるためにも、葛藤はコントラストをしっかりつけて表現するべきだったのではないかと思う。
カメラワークに斬新さを感じた人もいるのかもしれないが、主役女優にスポットがあたるシーンとか、ベッドで寝転ぶシーンとか、『バッファロー66』を思い出さずにはいられなかった。同じような感想抱いた人はいないかしら。
ちゃんと、息子用に輸入盤サントラをタワーレコードで買って帰ってしまうあたり、きちんと満足できているんだなとは思うんですけどね。
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