先日、とても面白い本をもらいました。
4日間、通勤の時間だけと決めて読んでいましたが、結果として、1回の事故(扉に顔をぶつける)と3回の乗り過ごしがありました。
私は文庫版をもらったのですが、敢えて単行本のリンクも貼ったのは、この本は「ハリネズミの本箱」というシリーズの第一巻として邦訳刊行されたということが私にとって、とても大事なことだったからです。
この本の主人公は、発達障害を抱える少年です。面白いので内容は触れませんが、彼の独特な世界観は、十分理解できます。きっと彼の周囲は大変なのだとは思います。でも、私はこういう人が好きなんだよなと思いました。息子と話しているような感じがしました。
小学校の先生が私に、「お子さんのことで問題に感じていることはありませんか?」と私に聞いたことがあって、「別になにも。」と私は応えてしまったのですが、あれは文脈的には間違いだったのかもしれません。でも、私は今でも息子に「問題」は感じていないし、彼は自分が何を面白いと思うのかを知っているので好きです。面白いことを知っていることは、それだけで素晴らしいことです。人生が学びに溢れていて楽しいと思います。
私は、この数年で漸く自覚したのですが、「面白い」を見つけることが好きなんだと思います。自分にとって何が面白いか、について、沢山考えます。
自分にとって面白いものは、自分にエネルギーをくれます。このエネルギーこそが学習です。私は面白いものを教えてくれる人がとても好きなので、そういう人のことをとてもよく(大事に?)思います。この気持ちもまた、学習のエネルギーです。
ということで、この本をくれた人は、私にとってとても大事な人ということになりました。
この本はお芝居になっており、それがたまに映画館で上映されるらしいです。
このお芝居を、イギリスに観に行きたいと、今は本気で思っています。
私には、他にもそういうことが沢山あって、何かを思い込むと納得いくところまでやりつくします。私はいろんな人からいろんな面白いものを教えてもらっているので、その人達がとても好きです。こういう人を私は「友達」と思っています。