迷ったら「哲学」

哲学を学んでおけば必ず身を助ける、先々役に立つ。

高校の時は、本当にそう思ってた。先人が築いてきた理論なのだろうからそこから新しいものを考える何かが探せるのではないかと。

 

今はどうかな。今でも、迷ったら哲学の本を取り出すことはよくある。それは身についた習性、結果論に過ぎないんだけれど。

 

進路指導の際、高校では潰しが効くから文系なら法学部に行け、と言われたけど、自分の進路に対して、潰しを効かせる気がまるでなかった。

私は、先々、「ものづくり」に関わりたかったので、手を動かし身体を動かすために、ものづくりの理論を知りたかった。だから、学ぶなら表象芸術論か美学が良かった。

そういうことを学校の先生にうまく伝えられなかったまま、大変反抗的な態度で卒業してしまった。卒業式に出ていない。進路指導というのにもあまり良い思い出がない。

伝えられなかった自分、その表現の未熟さに、よく苦笑する。