緩やかな成長、あるいは老けにくさ

アスペルガー症候群の研究者であるクリストファー・ギルドバーグは、アスペルガー症候群の人の特徴の一つとして、「緩やかな成長、あるいは老けにくさ」を あげています。学齢期には、年齢相応よりまじめで周囲の冗談になじめず、見掛けとしては成人になっても実際の年齢より、はるかに若く見えるというのです。 (中略)ギルバーグはアスペルガー症候群の人は、言語以外の表情によりコミュニケーションの乏しさがあり、しわが少ないことにかかわっているのではないか と述べていますが、確かに表情が豊な人は表情筋の働きもさかんですからしわにもなりやすいでしょう。(『天才と発達障害』)