獣になる必要なんてない

今期はこれが一番おもしろいかなと思っている。

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脚本を担当するのは、「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」 とヒット作を生み続ける野木亜紀子。 本能のまま「野生の獣」のように自由に生きられたらラクなのに……野木氏が現代に生きる人々のリアルに徹底的にこだわって描く、「全ての頭でっかちなオトナ」に送る、新しいラブストーリー。

 

ややこしい。ありえないくらい、同じ場所を行き交う人間が関わり合うドラマ。こいつらめんどくさいことやってんなーと思いながらも、こういうのありそうっていう光景を見る感じ。確かに、このくらいめんどくさくなかったら、恋愛する必要はなさそう。

 

あんまり「痛快・水戸黄門系」ドラマが好きではないので、こういうどろっとしたものが増えてくるといいのだけれど。映画の尺ではないことが連ドラだとできると思うので。

 

『けもなれ』は、ちょっと昔のドラマにありそうな雰囲気。

ふと思い出したのは、1999年制作の『アフリカの夜』。

国際線の飛行機が燃料補給のために立ち寄る空港。ごく一部の降りる客を除けば、ほとんどは乗り継ぎ(トランジット)の客。空港を出ることができない制限された時空。新たな飛躍のために、ただそこにいる人々。人生にもトランジットがある。きっと──必要な通過点が。貴女も「メゾン・アフリカ」で人生をトランジットしないか?

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このドラマ、俳優陣やっぱり豪華。そして、人間ドラマなので案外古くない。

アフリカの夜』は使用楽曲の著作権の関係でDVD化できなかったそうなので、オンデマンド配信で見られるうちに、見たことの無い世代の方にも届くと良いなと思う。

いまは、簡単に検索できて便利だ。『アフリカの夜』で使われた「New World」という音がドラマの『闇金ウシジマくん』にも使われている。こういうのもちょっと楽しい。