「Edu-Lab Meeting」のこれまでとこれから

 

 Edu-Lab Meetingは、学びにあふれた社会をめざし、フォーマル学習/インフォーマル学習を架橋する実践/研究について議論する研究会です。どなたでも参加いただけます。これまで13回開催してきました。

 2015年より、森玲奈(帝京大学)・村上正行(京都外国語大学)が個人で協働・主催してきましたが、2017年11月より、森玲奈が理事を務めるNPO法人Educe Technologiesの非営利活動の1つに追加されました。東京・京都を中心に活動していますが、今後、全国各地での開催を目指しています。私の街でも、私の大学でもやりましょう!と言ってくださる方、旅費は気にせずお声かけください。


2015年

■第1回:6月3日「高等教育におけるプロジェクト型学習の活用」

・話題提供1「学生の主体的な活動を生み出すプロジェクトのゴール設定と授業デザイン:長崎大学での事例から」成瀬尚志(京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科講師)

・話題提供2「創造的なプロジェクト型学習を支援するファシリテーションの在り方」安斎勇樹(東京大学大学院情報学環特任助教) 

 

2回:10月30日「生涯学習社会における自律的学習者のためのデザイン」

・話題提供1:「ボストンチルドレンズミュージアムと文化展示について:Learning, Identity, Culture」真木まどか(英国立レスター大学修士課程)

・話題提供2「『能力の横展開』を目指す課題解決型授業に求められる仕掛けとは:京都産業大学「O/OCF-PBL」における試行錯誤を例に」伊吹 勇亮(京都産業大学経営学部准教授)

・話題提供3「初年次教育における学生の自己調整学習を促すことを目指した授業デザイン:学生による目標設定と自己評価を取り入れた論証文課題の事例」遠海友紀(京都外国語大学国際言語平和研究所嘱託研究員)

 

3回:12月15日「教え手のリフレクションを促す研究アプローチ」

・話題提供1「ゼミナールでの共同体的な学びを解きほぐす」伏木田稚子(首都大学東京 大学教育センター助教

・話題提供2「メンタリング研究から見える教師の支援のあり方」脇本健弘(横浜国立大学教育人間科学部附属教育デザインセンター講師)

 

2016年

4回:1月13日「大学生は正課外活動で何を学ぶのか」

・話題提供1:「大学生の正課外活動への取り組みとキャリアレジリエンスの関係についての研究」池田めぐみ(東京大学大学院学際情報学府修士課程)

・話題提供2:「プロジェクト型学習における「課題解決」を問い直すー楽しみながら学ぶプロジェクトデザイン」成瀬尚志(京都光華女子大学短期大学部講師)

 

5:2月10日「ワークショップとはなにか?」

報告者:森玲奈(帝京大学)/長谷川一(明治学院大学

討論者:安斎勇樹(東京大学大学院)/土屋祐子(広島経済大学

司会:村田麻里子(関西大学

 

6回:4月18日「市民の主体的学びを促す学習環境のデザイン」

・話題提供1:「遊び論から考える創造力を育む空間のデザイン」遠藤幹子 (建築家/一般社団法人マザー・アーキテクチュア代表理事

・話題提供2:「多世代で共に創る学習プログラムのデザイン」森玲奈(帝京大学高等教育開発センター講師)

 

2017年

7回:1月12日「創ることを促す大学教育のデザイン」

・話題提供1:「研究を伝えるデザイン“アカデミック・ビジュアリゼーション”の恊創に求められる制作者スキルの考察」元木環(京都大学情報環境機構・学術情報メディアセンター助教

・話題提供2:「“よい”ものづくりを支える学習環境デザイン」大﨑理乃(産業技術大学院大学情報アーキテクチャ専攻助教

 

8回:3月13日「大学という職場での学び:教授者として、あるいは研究者として」

・話題提供1:「大学教育における教員の省察プロセスのモデル化:授業デザインの持続可能な発展を目指して」(大山牧子:大阪大学全学教育推進機構助教

・話題提供2:「トランスファラブルスキル向上を目的としたワークショップの試行:サービスデザインを取り入れた周辺の環境設定について」(仲野安紗:京都大学学術研究支援室URA)

 

9回:4月14日「新しい大学教育を創る試み」

・話題提供1:「大学教員養成プログラムの意義と可能性:大阪大学の取り組みを例に」(根岸千悠:大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部特任助教

・話題提供2:「大学生の参画意識を促す講義と評価のデザイン:プレゼンテーション教育の事例に着眼して」(森玲奈:帝京大学総合教育センター講師)

 

10回:7月21日「フォーマルとインフォーマルを架橋する学習環境のデザイン」

・話題提供1:「デジタルネイティブ世代の特徴と学習環境のデザイン」(村上正行:京都外国語大学国語学部教授)

・話題提供2:「授業とワークショップ、その学習環境デザインを俯瞰してみる」(森玲奈:帝京大学学修・研究支援センター講師)

 

11回:8月30日「プロジェクト型学習と役割意識」

・話題提供1:「大学教育におけるSA制度の可能性:立教大学経営学部の取り組みと研究事例の報告」(舘野泰一:立教大学経営学助教

・話題提供2:「プロジェクト活動において、自分自身の役割を見出すプロセスとその支援」(青木翔子:NPO法人PIECES 理事/株式会社MimicryDesign リサーチャー )

 

12回:10月20日「質的データを用いた研究論文作成に向けて」

・話題提供1:「質的研究における対象へのアクセスと配慮:ワークショップ研究を中心に」(森玲奈:帝京大学学修・研究支援センター講師)

・話題提供2:「質的研究における分析・考察結果の妥当性をどう担保するのか」(時任隼平:関西学院大学高等教育推進センター 専任講師)

 

13回:12月22日「大規模公開オンライン講座の有効性と可能性」

・話題提供1:「大規模公開オンライン講座の設計と評価ー相互評価および学習者特性との関連から」(渡邉文枝早稲田大学大学総合研究センター助手)

・話題提供2:「MOOCで何がどこまで学べるか—日本史講座における調査結果をもとに」(池尻良平:東京大学大学院情報学環特任講師)

 

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 (フライヤーデザイン:猫田耳子)