共に創る授業デザイン

今日の「人間学基礎セミナーⅠ」は、学生を引率し百草ショッピングセンターの観察に来ました。帝京大学に私が着任したときから続けている、フィールドワーク実習です。

 

そもそもは、私自身が帝京大学帝京大学のあるLocationを理解するために始めたという素朴な授業でした。

どうしてこんなに近くに居るのに、地域と大学との行き来が乏しいんだろう?という素朴な疑問からのスタートで、今の研究が始まりました。

ゴールデンウィーク時は任意の地区を選び地図を描く課題を行い、連休明けにはそれについて個々発表をしてもらいました(この課題は、専修大学で非常勤をしていたときから、今和泉隆行さんと協働で行っています)。今回は、それを踏まえる形で、帝京大学近隣地区の特徴を考えて、それが表象される写真を撮影し3枚選定して提出、という課題をやっています。私は、いつもの百草ふれあいサロンで、待機しています。


学生がどのような写真を撮るのか気になる、とサロンの高齢者の方がおっしゃるので(そうだろうと思っていましたが)、来週の授業によかったらお越しくださいねとお誘いをしました。

 

ただいま、今後、大学生と一緒にどのような授業デザインができそうか、サロンの高齢者の方と一緒にプランニング中です。

 

交流も共創も、なんのきっかけもなかったら起きません。同じものを見て違ったことを考える私たち。そういうところに、他者といることの面白さがあると思うし、そこに学習のチャンスがあると思います。