完全犯罪とかけて、日曜日にお父さんが作る晩ご飯と解く。
その心は、必ず失敗します。お後がよろしい様で。
プロデュース:関口静夫/企画:石原隆/演出:河野圭太/脚本:三谷幸喜/音楽:本間勇輔/VERSION:70mins/ON AIR:1999/04/13
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古畑任三郎のこの回のこの台詞がとても好きです。
何も殺すことはねぇじゃねぇか。馬鹿野郎だよ。ネタなんかいいんだよ、どうだってさぁ。お前の客はお前を見に来てるんだ。お前には華がある。それ以上何がいる? みんなそれがなくて苦労してんだ。他のもんは後からついてくる。焦ることはねぇんだ。苦楽も死ぬことはなかったし、お前も殺すことはなかった。大馬鹿野郎だ! ・・・・・・古畑さん。とっとと連れてってくれ。それから、ムショが決まったら教えてください。(『若旦那の犯罪』)
古典をよく読みネタは書けるが噺はさっぱりで昇進できない兄弟子、苦楽。人気実力あり笑いをとれるが面白いネタの書けない「若旦那」雅楽は、苦楽の新作落語を自分のものにしたいと思い、殺してしまう。
上記は、雅楽が犯人だと明らかになった際の、師匠・気楽家有楽の台詞です。
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私はテレビ番組をよく見ます。今でも、ほっておくと何本ものドラマを見て過ごします。
新しいものも、演技の気になる役者さんがいるか、脚本が気になるかで見ている気がします。脚本が好きなものは、何度繰り返して見ても飽きることはありません。
悩みの無い芸人なんていない。悩みの無い研究者も、きっといない。
悩むのは「芸」を愛するからであり、「芸をする」自分を愛するからはないか。
それでも、何かを続けたいとしたら、それは好きだから。
一般論として。