変えたいのか変わりたいのか

私は「世の中を変えたい」と思ったことが無い。

私は、私の在るべき道を進むことに専心したいので、世の中というものを後回しにしているのかもしれない。

 

「日本を変えたい」というチラシを持って研究室に現れた学生達のことを今でも覚えている。自分が大学院博士課程だったときだ。学生達はこのあとどこに行くのか、何をするのかと思った。今でも興味があり、ずっと彼らを見ている。

 

私にも、変えたいこと、あるいは、変えられることがあったかもしれない。でも、私はハンドリングできるサイズの課題しか語ろうとしない。若者なら大志を抱けと、思っていない。

 

ただ、私は無気力なんじゃない。戦略なきエネルギーは、空回りすると思っているのだ。そして、戦略なきエネルギーは、「社会」に搾取されがちだとも思っている。課題は分割して語られる方がいい。

 

私は変えたいという気持ちが薄い一方、変わらねばならないという認識は強く持っている。なぜならば、変わらないと他人には、止まって、いや、遅延して見えるからだ。

私は走っていないと進んで見えないのだ。他人を変えている余裕なんて、私には無い。

 

 

iPhone Xs

特に興味もなかったのに、iPhoneを買い換えなくてはいけなくなった。

思考力が低下していたので、もうXsでいいやっていうことになり、7から機種変をしている。

 

今回は、バージョンアップ中にハードがぶっ壊れたようで、キャリアの電波を拾わなくなったため通話もNGという最低な状態だった。如何に、携帯に頼って生きているかを知ることになった。

 

しかし、Xのカメラ機能には興味があったので、ここは気持ちを切り替えて楽しもうと思う。

Apple対面サポートは1週間都内は全て埋まっていたし、docomoの代替機は対応在庫がないと5店舗で断られたし、いろいろ、思いつくことはスマートいやったはずなので、被害はそこまで無い。もちろんバックアップも万全。

 

ということで、今回壊れた7は、AppleCare+で安く修理できるはずなので予備として置いておこうと思う。

人生いろいろある。そしてAppleのサービスってなんなのっていう気持ちはいつもある。

不器用な処世術

ひとを傷つけていることを知ることはなかなか難しい。だからこそ、このひとといたら私は傷つく、と思ったら、自分から離れていくしかない。お互いに。

 

自分の気持ちを乱すものから距離を置くしか、生きる術を持たない人もいる。

記憶から消してしまおう。そして前に進もう。

獣になる必要なんてない

今期はこれが一番おもしろいかなと思っている。

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www.ntv.co.jp

www.cinemacafe.net

脚本を担当するのは、「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」 とヒット作を生み続ける野木亜紀子。 本能のまま「野生の獣」のように自由に生きられたらラクなのに……野木氏が現代に生きる人々のリアルに徹底的にこだわって描く、「全ての頭でっかちなオトナ」に送る、新しいラブストーリー。

 

ややこしい。ありえないくらい、同じ場所を行き交う人間が関わり合うドラマ。こいつらめんどくさいことやってんなーと思いながらも、こういうのありそうっていう光景を見る感じ。確かに、このくらいめんどくさくなかったら、恋愛する必要はなさそう。

 

あんまり「痛快・水戸黄門系」ドラマが好きではないので、こういうどろっとしたものが増えてくるといいのだけれど。映画の尺ではないことが連ドラだとできると思うので。

 

『けもなれ』は、ちょっと昔のドラマにありそうな雰囲気。

ふと思い出したのは、1999年制作の『アフリカの夜』。

国際線の飛行機が燃料補給のために立ち寄る空港。ごく一部の降りる客を除けば、ほとんどは乗り継ぎ(トランジット)の客。空港を出ることができない制限された時空。新たな飛躍のために、ただそこにいる人々。人生にもトランジットがある。きっと──必要な通過点が。貴女も「メゾン・アフリカ」で人生をトランジットしないか?

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このドラマ、俳優陣やっぱり豪華。そして、人間ドラマなので案外古くない。

アフリカの夜』は使用楽曲の著作権の関係でDVD化できなかったそうなので、オンデマンド配信で見られるうちに、見たことの無い世代の方にも届くと良いなと思う。

いまは、簡単に検索できて便利だ。『アフリカの夜』で使われた「New World」という音がドラマの『闇金ウシジマくん』にも使われている。こういうのもちょっと楽しい。