ハードル走

子育ては時間体力の消耗が激しいけれど、生き直すような感覚があり面白いところもある。なんてゆっくり進むのだろうと、なんでそんなこともつまずくのだろうと、信じられない気持ちになりつつも、まあ昨日より今日は進んでいるのだなあと思いながら、それを伝えていくようにする。

 

(僕、変な子と思われたらどうしよう・・・)という悩める1年前から、今は(僕は、変な子であると先にみんなに知ってもらっておいたほうが楽なんじゃないか)という気づきに至ったらしい。何人かの友達から変な君が好きだよと言ってもらえているようで、どうやらそのほうが生きる道としていいんじゃないかと悟っていく過程のようだ。はっきり見ていて変な子なので、今更感はあるものの、言語化できたことを褒めておいた。きっとそれは勇気がいることなんだろう。

 

私が自分のことを、(違うかも・・?)と思ったのはいつだったのか。やっぱり、中学1年くらいだった気がする。あれ?なんか言動が浮いちゃった?みたいなことを、時にはトイレで吐きながら、しんどいなあと思っても向き合っていった先に、時間がかかって今がある。

 

またしても学校に行けなくなってしまった息子が、せっせと学校の美術の課題であるポスター制作をしているので面白い。学校に行っていない時間をそのポスター図案に注いでいるので、なかなかバリエーションが増えてきている。凝り性なのでフォントとかも好きで、ああこいつの得意はこういうことなのだろうなあと思ってみている。

彼が伝えたいMessageは「何事にも全力で取り組むこと、生きていく上で無駄なことなんて無い」ということらしく、それはそっくりそのまま、彼が実感してきているものなんだろう。

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せっせと作った原案に、色を入れるとき、さぞや感慨深いのだろうから、まあ掲示されたら観に行ってやってもいい。