JSET研究会@三重に参加しました

昨日は、JSETの研究会に参加するため、三重大学に行って来ました。

 

新しいことに踏み出すために、どうしても考えておきたいこと、今まで考えてきたことについて、研究会で報告してきました。本来は、昨年秋に長崎大で発表する予定だったのですが、台風でその予定が流れてしまったので、喉に刺さった小骨のようになっていた感じがあり。それをどうしても年度内に外に向けて話しておきたいという気持ちがありました。

 

19分の報告時間があり、研究会と全国大会とはだいぶ違う感じがしました。

研究会では駆け足ではなく話せることの良さを感じました。あと、初めて座長をしました。いつも通り発表を聞きいってしまい、フロアに質疑を振るのを一瞬忘れてしまったのが悔やまれます。フロアにいる人の表情ですぐ気がつきましたが。あと、自分が質問ができないというのはちょっともどかしいです。勿論なにも質問がでない場合は座長が質問をするのが慣例のようですが、座長をしている場合はできるだけフロアの方から絶え間ない質問が出てくるよう目配せしたいものであり、その辺はジレンマです。空気読むというのは非常に難しいです。そこに関してはかなりプロフェッショナルでありたいという意識が働くので、自分が発表することよりも座長として前に座っていることの方が数段疲れました。脚もきちんとしなきゃだし、パソコンもできないし、ね。

 

後輩である山田小百合さんが、修論終了後に研究報告するのを聴けたのはとても嬉しかったです。あれこれ細かいことでコメントはありますが、堂々と発表していてとてもよかったと思いました。何よりも、あれは自分で実践し、自分でデータをとり分析をした人にしか出て来ない、自信と不安に満ちた顔であるように思いました。

 

私は、人前に立つとき、畏れを持つことを忘れてはならないと思っています。

それを私に教えてくれたのは、NPO演劇百貨店の柏木陽さんという方です。柏木さんと山田さんを引き合わせたいという願いも近日に叶いそうなのでそれもわくわくしています。

 

山田さんは、2年前からは想像もできない姿でした。改めて彼女は頑張ったのだなあと頼もしく思いました。これから、彼女と何か「仕事」が一緒にできる機会があることを心から願っています。

 

自分についても、他人についても、学会発表することそのものが持つ「真正な学習」について、考えさせられた日でした。そういう機会であるところの、「研究会」を運営してくださっている皆様に感謝せねばなりません。ありがとうございました。

 

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この機会に打ち明けると、私自身は来年度はとても充実した年になることを予感しています。博士論文提出を区切りとし、来年度からは少しずつではありますがワークショップとは異なる課題も研究テーマにしようと考えています。

8年やってきた研究に一つの区切りをつけ、新しい仕事を進めていきたいと考えています。現在、そのための勉強をこつこつしているところです。今日も、そのための本を買い込んできました。

 

日々研鑽。