2013-08-09 高台の墓 相対主義から抜けだして 自由を求めた先で、また序列をつけられて。 お墓を丘に買えたんだ、町を見下ろせる丘だ、 そう嬉しそうに言っていた祖母を思い出す。祖母は健在である。 あの墓に入れたら幸せだと思いながら、彼女は今も生きているのだろうか。 全くわからない。いや?今なら、少しだけ話ができるかもしれない。 ケアハウスに、電話してみようかと思った。 忘れないうちに。墓の下に電話できないのだから。