イベントと雨

参加者を集めて実施するイベントをこれまで10数年やっている。

地震や警報が出るような出来事でなくても、

お天気はとても気をつけている。

 

 

雨の日、参加者はどんな気分だろう?

その前に、まずは自分のこと、自分だったらを考えてみる。

雨の日のお出かけについて。例えば、濡れた鞄、床が濡れる。

長い傘、手荷物が増える。電車が混んでいる。湿気た髪、空気が重たいので疲れる。

 

そんな時、イベント開催者は何ができるだろう。それは出来る限りの想像力を働かせ、気持ちよく過ごせる方法を考えることだと思う。

 

サービス業ではないのでそこまでする必要ないのでは?という意見もあるかもしれない。でも、濡れた床で滑って転ぶ参加者がいたら、それは主催者が緊急対応する案件になる。雨でテンションが下がっていると、進行がテンションあげても仕方無いときもある。雨の音があるのにBGMをアップテンポにしたってなあと思うこともある。(だからBGMを事前にカットアンドサンプリングしていくことをあまり素敵だと思っていない。)参加者が減る可能性もあるので、採算感覚も大事。

 

※ちなみに雨の日は、イベントでなく大学での講義でも、学生は少し疲れている顔をしている場合があるなと今年気がついた。そんなとき、内容は変えず、でも思考速度に合うスローな授業展開にしたいとちょっと思う。それでもいいさ今日を過ごそうよ、って講義担当者である私も思う。ここは難しいけど、私はそういうスタンスである。なかなかこれは難しいんだけど。

 

お互いにいかにすればそこで気持ちよく過ごせるか、そのためにできることを、小さな努力ですむ段階で考えておくって、悪くない。

 

雑然としたことを書いたのだけど、

要は、事前には対応できないと思っている多くのことは事前に考えておけることだ。そして、考えても無駄なこと(例えば、雨雲はチェックできても雨雲を動かすのは難しい。コスパが悪い。)があるので、要因の切り分けが常に必要で。

 

そんなこんなで、何も考えてないように見えて、いろいろしているんですよっていうこと。でもこれをprocedureにしたってしょうがなくて、要は方向性なので。

 

ここを細分化して記述しmanualにするのはナンセンス。

 

そんなこんなで、台風の前は、憂鬱とワクワクとの狭間で、知的には興奮する。