紫陽花の花言葉を知っていますか?
移り気・浮気・変節
私はこれを、中学2年のときに知りました。友人の誕生日プレゼントに紫陽花を贈ったら、紫陽花には花言葉があるから気をつけてと言われました。
贈り物は難しいという事例です。
以来、紫陽花を見る度、だいたい毎年、このことを思い出します。
しかしながら、私は紫陽花が好きです。
形も好きだし、土の成分によって花の色が変わるというのも面白いです。
今年はなんだか、紫陽花が見たい気分で、紫陽花まつりにでかけようかと思っていたとき、校舎の片隅で今日、咲いているのを見つけました。
だから、今日はとてもよい日です。
私にとって、よい日かどうかというのは、こういうことで決まります。よいことがあればよい日です。そして、私は、1日の中でどれだけたくさんの「よい」が見つけられるか、というゲームをしています。
例えば、思った通りのコースで駅から駅の間の道のりを歩け、ラップタイムが思った通りの時間になると、私はとてもうれしいです。それはひとつの、「よい」です。あとは、学生が、授業をしたあとに、嬉しそうな顔をして、発見したことを話しかけてくることがあります。これはすごく「よい」です。今日は、遅くまで仕事をする日なのですが、その結果として、普段話さない人と話す機会ができました。「よい」があるので、少しお腹が空いても大丈夫です。
このようにして、「よい」を探していくと、「よくない」も見つかるときがあります。しかし、「よくない」の中には、大抵「よい」が含まれていることに気が付きます。こんなふうに考えるようになったのは、東日本大震災のあとからのような気がします。別に震災がきっかけだったというわけではないかもしれませんが、だいたいそのくらいの時期からです。わたしにはかつて、たくさんの「よくない」を考えて考えて、具合が悪くなってしまった時期があるのですが、最近では、そういうことが殆ど起きなくなりました。
紫陽花の花言葉を教えてくれた友達は、とても明るい人で、いつも楽しそうにしていました。「移り気」という花言葉の花を贈っても、にこにこしてそれを教えてくれる人だったので、一緒にいる私も楽しかったです。
誰かを好きになることが、誰かを好きでないことになってしまう関係が苦手です。
できるだけたくさんの「よい」を探していけたらいいなと思います。