手作り味噌
5月1日まで開けられない手作り味噌がある。
昨年、味噌づくり教室に宇都宮まで行ったら、1人4キロ仕込みますと言われた。4キロ、自宅まで頑張って運んで帰った。しかし、4キロ味噌を消費するイメージが湧かない。
味噌屋さんは、毎月1キロ使うと、みたいに言っていたが、そんな大家族ではないわけで。そうすると、やはり味噌は誰かにあげるのかな、とぼんやり母をイメージしていた。
しかし、気に入らないと言われても面倒だなとか思っていたら、母が友達から手作り味噌をもらったという記事を読んでしまった。悪気は無いのはわかっていても。なんかモヤモヤする。
大事にしないとと思っても、大事にしやすい人としにくい人がいる。血縁というのは多分、難しいのだと思う。甘えもあるし意地もあるんだろう。
多分私は、味噌をさしずめ友達に渡すんじゃないかなと思う。料理が好きな友達に。結局、私も親と似ているわけで、嫌だなあと思った。春になって、美味しく出来ていたら気が変わるんだろうか、いや、宇都宮の味噌は今の私の口には合うが、九州育ちの母には辛いだろう。それだけ、味覚は違ってしまったのだ。
それにしても、味噌づくりは楽しかった。味噌を消費するめどが立たないと、またあの楽しみが味わえない。