おまたせ。

朝起きて思った。謝ろうか。

自分の気持ちを伝えようと。

 

私はいろいろ詰めが甘いし、あなたに甘えてもいたなと。これ逃したらもう会えないんじゃないかみたいなぎりぎりの気持ちが、昔よりちょっと薄らいでたかもしれない。そう、地震のとき、あれほど強く感じたことを。台風が来た日、会えなかった日のことを。手を伸ばせばそこにいる、そんな時以外は、いつも、突然、あなたを失う可能性を孕んでいることを。

 

 

でも、私は、少しだけ、甘えていたい。

それは、今、私には幸せな時間があって、そこにある幸せに安心していて、愛を身近に感じていて、自分をわかってもらえていると思えていて。待っててもらえると、ごめんと言いながらも、それ自体を嬉しいなと思う。待たせた相手を、より強く愛しく思う。もしかしたらあなたを、試すようなことをしているのかもしれない。つらい想いをさせたなら謝る。時間を奪ってしまっていることも。

 

私は、あなたがそこに居てくれたことに、いつも、ほっとしている。だからほんとは、あなたには、待っていてほしい。わがままで、待ち合わせが下手な私を。世界はそんなに甘くない、と、あなたは諭すかもしれないけれど。そして、不意にまた居なくなってしまうのかもしれないけれど。

 

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