道楽者

最近、とみに忙しく、予定を入れたこと(あるいは入れた人、すなわち過去の私)を叱責したいところもある。でも、忙しくなった、あるいは気持ちがせわしくなった(漢字だとイソガシイとセワシイは同じになってしまう)きっかけには、息子のことがあると思う。自分だけの予定なら別に困ることがない。彼が生まれてから、彼のペースで掻き乱される。

 

親を困らせない子供、手がかからない子供、というのが居るのかわからない。親を困らせないようにしなきゃと思ってきた子供は、今、ここに居る。そして、ある時にそう思うことをやめた。まあ、大学院に行くという進路を選ぶことは、親不孝の極みだと思うので、申し訳なかったとは思う。

 

後輩が、「『趣味』は研究、就職してもきっと研究は『趣味』」と言っていて、うすうす思っていたけれどはっきり言ってもらってすっとした。大きな声では言えないけれど。

仕事はおそらく教育活動その他で、研究(特に個人研究)というのは、限りなく、『趣味』と言ってしまった方が適切だろう。私にとっては。つまり、今は『趣味』を継続しやすい環境に就職したとでも言うべきか。

だから、こんなにも情熱をかけて継続できるのだと思う。

 

皆様に生かされていることをもっと感謝しなければならない。

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