小さくなくなってきたあの人に、本と手紙を送りました。
とても欲しがっていた理科事典、それと、色彩学の本。
一生懸命、繰り返し読む姿が目に浮かびます。
それを思い浮かべながら、私は黙々と研究を進めています。
離れていることであなたを大事に想えないわけではありません。
寧ろ、ふと思い出すこともたくさんあります。
別に暮らしていることで互いを理解できることもあるように思っています。
一緒に居ることが全てではないからね。
ーー
あなたにはあなたの道を、一生懸命歩いてほしい。
私もまた、自分の道を歩くことで、あなたを愛していけたらと思うのです。
今も昔も変わらない。国境を越えても変わらない。
見上げる空はつながっているんです。
こちらは強い風が吹いています。
はい、元気にしています。
また、日記を書こうと思いました。
また会いましょう。会いたいです。