「省察的実践者」としての医療従事者

次回は私がホストをするということもあり。ここでも告知を。

 

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UTalk : 医療と社会を対話でつなぐ

日時:9月8日(土)14:00-15:00

場所:福武ホール1階UTカフェ 

ゲスト:孫大輔 @sonson01さん(東京大学医学教育国際協力研究センター講師) 

詳細:https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/utalk/

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医療従事者の学び。例えば医師。例えば薬剤師。例えば看護師。

そういう専門職にある人の学習、発達。テーマとしては以前から考えてきたこと。

 

例えば、あなたは(なんとなく身体が不調)というとき何科にかかるだろうか?

原因がわかったら苦労しないよ、というときもあるはず。

 

そんなときのための「総合診療」であるが、そんなに街のどこにでも「総合診療」というのがあるわけではない。(そう考えると過疎の村のお医者さまや、小児科のお医者さまというのは、本当にすごいなあと思う。)患者は何らかの情報からどこかに行くことや何かを使うことを選択していかねばならないこともしばしばだ。応急処置が重要になることもある。

 

一方、医療関係者は Professional だからなんでもわかるのかといえば、実はそこが難しい。彼らにとっても、日々が学習なんだと思う。薬は開発されるし、技術も進歩する。そんな中で、覚えなければならないことは常に増え、変化していく。臨床とは常に経験との照合でもあるし新しいものとの闘いでもあろう。

 

ショーンの『省察的実践とは何か:プロフェッショナルの行為と思考』にも書かれているけれど、人と関わる仕事は、トップダウン的に知識を適用できる分野ではないことが非常に多いのだと思う。

 

そのようなめまぐるしい状況のなかで、常に、行為のなかでの省察を続ける仕事の一つが医療従事者だろう。当然彼らも悩める一人の「人」であるのだ。

 

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このような関心もあって、9月のUTalkでは、以前から交流させていただいていた孫さんにお越しいただくことにした。彼は、ヘルスコミュニケーション活動に果敢に取り組まれている医療従事者の一人である。

今回は、「UTalk」というカフェイベントのなかでみんくるカフェ」について聴くという試みをする感じ。興味のある方は、初秋の福武ホールにどうぞお越しください。(UTalkへのお申込みはコチラから)