2017-01-01から1年間の記事一覧

かっこよく老いる

とある市民講座2回目終了。受講者は殆ど高齢者、80過ぎまで。向学心はみな強い。しかし、モチベーションもバックグラウンドもかなり違う。大人になると、本当にばらばらになっていく。高齢といえど、年齢も違う、受けた教育も走ってきた時代も違うわけだ。 1…

自己と責任と

体調管理も仕事のうち、と昔言われたのをよく思いだす。 昼過ぎまで元気だったのに、なんらかのアレルギー反応でダウンした。身体が敏感で、セーフティーネットみたくなっていて。 まあ、身体はよくできてるなと思うし、自然を感じる。 明日の予定には穴を空…

生涯の学習課題

「成人と学習」という半期の講義を昨年から担当し始めました。 社会教育主事という資格を取得したい人が取らねばならない科目として教育学部に設置されているのですが、実際には昨年も今年も、受講者には資格取得を目指している学生が多いわけではありません…

なぞなぞ

近くにいると淋しくて 遠くにいると寂しくない という不思議

道程

台風一過の東京は、空気が澄み、日差しが痛いくらいでした。私は今日も元気です。

孤独の先に

ミイラ取りがミイラになった気分。 大人がどうやって大人になっていったのか知りたかった。自分は大人ではないと思っていたから。どんな大人になりたいか、どんな風に生きて、そしてどんな風に死にたいか、私の関心はそこにある。 自分が躓いていることの答…

最善について

東京は格段と寒くなってきました。 あなたがどこで何をしていても、私はここにいます。 それは甘えかもしれないと数時間前少し不安になりました。しかし、かといって私が近づいたから解決することはないですし、私が他人にできるのは気休めの何かだけです。…

群像劇

大事なことを書こうとして、うまく書けるわけでもなくて。 遠くを想っているだけで、何もできない自分。そこに居ない自分。 それに苛立っていたのが昔だとしたら。 今は、ここで自分のことをきちんとやっていくことが、想うことだと。 ここにいればきっと。…

「ワインセラー」はじめます

ワインについても少しずつ記録を残し継続的に学習しようということでblog始めます。harinezumi-winecellar.hatenadiary.com 「これ飲んだな美味しかったな」「これ飲んでみたいな気になるな」を集める架空のワインセラー、始めました。

愛とはどういうものかしら

息子の話ばかりしたいわけではないが、彼と話すことはある種の問答で、気付かされることも多く、結果として書きたいことも出てくる。 昨日まで見聞きしたものが外部刺激だったとすれば、息子というのは内なるものが浮き出てくるような感じである。 愛された…

何を教えるか

こどもを持って、何を教えるかを考えるようになった。 親戚から従姉妹は、私と付き合うと良からぬことを吹きこまれるから会うなと言われていると聞いたことがある。確かに最後従姉妹に会ったのは20年近く前になる。 他所のことは知らないが、うちの子には、…

大人の孤独

blogを楽しみにしているとかなんとなく読んでしまうとか言ってくださる方もあり、それがさほど対面関係がない方である場合もあり。でも、そういうことを言われたとしても、これを書いているのは私が私のために、であるというスタンスは変わらない。 私は最近…

賢さは何処にあるのか

賢さとは何なのでしょうか。 博士課程に行って大学に勤めてよかったと思ったのは、賢いことはアイデンティティにならない、賢いことは人間のデフォルトであると思えたことです。 大学で働くと、ふらふらっと歩けば「賢い人」に当たります。 やっと息ができる…

別な人生

何処の所属の何を生業にしている誰なのか。 それを問われず、名前すら好きに名乗れ、ただひたすらそこで何をしたかだけが判断され問われる世界にいると、まるで別人になれたような気持ちになる。 全く違う人生をいくつか演じ分けていくような。

話すこと

私は話すことが苦手だ。 包み隠さず全てを話したい衝動に駆られることがある。しかし、ひとは往々にして、全てを聴きたいとは思っていない。 つまり、全てを語ることは話者のエゴである場合がある。 これに気づいたのは小学生の時で、私はお喋りをする相手を…

誰かといること

今年春ごろ、息子が不登校だったときに、しょうがないので仕事行く先々に同伴していたわけだが、一応行く場所は選んでいたつもりで。 ここに行ったらもしかしたら何か感じるかもしれないなあと思って連れて行った場所のひとつが、西成のココルームだった。そ…

夏休みのレポート

もっと本当はいろいろ考えていることがあるし、楽しいことも考えているのだけれど、どうしても疑問に思ったので先にここにメモしておく。 以前、自由研究を出す先生は自由研究とは何かを知っているのかというような問題提起をするblog記事があった。夏休みに…

歩いていくこと

久々に熟睡した気がする。 あまりにこの数日、いろいろなものを見ていろいろなことを感じ、考えたのでどこから手をつけていいかわからない。やっとタイプするくらいに身体が回復した。(この数日に会った人を掴まえて饒舌に語ってしまってすみません、あれは…

パンドラの箱

子育てをしていると、自分の過去に向き合う必要が出てくるので、猛烈な吐き気や不快感に襲われるときがある。職員室や教室、学校行事といったものに触れると、フラッシュバックしてくる嫌な想いがあり、本当にへろへろになる。 私は何を青年期に考えていたの…

ハードル走

子育ては時間体力の消耗が激しいけれど、生き直すような感覚があり面白いところもある。なんてゆっくり進むのだろうと、なんでそんなこともつまずくのだろうと、信じられない気持ちになりつつも、まあ昨日より今日は進んでいるのだなあと思いながら、それを…

一人でいるの好きなんだけど

境界線が難しい問題っていうがある。 一人呑みしている人が誘い待ち、っていう誤解があるなら、困ったことだ。 1人で居酒屋に座って飲んだらアウトっていうなら、女性が行ける場所もできる行動もすごく制約されると思う。私は1人でいるのが結構好きなので、…

2つで1つ

最近、忙しかった。 学校の行事があったので単純作業の楽しさを感じた。実は単純作業は嫌いじゃない。頭を空っぽにして没頭することが爽快だから。誰よりもスピーディーに作業を完遂する、みたいなことが昔から好きだ。中学のときは印刷した資料を全校生徒分…

すれ違う一日

自分で持ち込み話をまとめたワークショップを今度の火曜日に開催する。その準備を詰めていた。 今回、これまで私のプロジェクトを支えてきてくれたとある若いワークショップ実践者をいろいろな人に紹介しようと、アシスタントがてらトークする時間も盛り込ん…

彼岸/此岸

空港に着いた。明日までにやらねばならないことがあるのだが、その前に覚えているうちにと言い訳して書いている。 日常と非日常の境目をさまようのが旅だと説明して、あなたはわかってくれるだろうか。私にとっての非日常である土地で、誰かがしっかりと日常…

贈り物

贈り物というのは、思いついた時にひょいっとするのがかっこいいものなので、なんとかの日みたいなのは野暮だなあと思う。 しかし、全くやらないよりも「日」にやった方がいいという概念もあって、だからこの世にはいろんな「日」が設定されている。 金曜日…

いつもの木曜日

連休が終わって心底ほっとしている。 授業で声を出すと気持ちがすっきりするし、1コマ1コマ終わっていく度に、達成感がある。書物には書物のやりがいがあるのだけれど、行き詰まったり集中できなかったりしても、授業というのはパンクチュアルにやってくる。…

苦しみは続く

博士課程に行くとか、研究者になるとかいうのは、苦しみの連続だ。 かっこいいとか憧れるとかそんなものでもないよなあという気がする。 (勿論、知的な苦しみではあるので、部外者からすれば苦しんでいる姿がかっこいいということはありうる。) とりあえず…

世代間格差

年長者から、「いい加減メールでのやりとりはやめなさい、そのうち大失敗しますよ」「わかったら私へのメールはやめなさい」と言われた。 しかし、私の職種ではメールが一般的だと私は思ってきたので、うーんと思っている。 私は電話はとれないことがあるの…

嗅覚とフットワーク

金曜日午後に京都入りし土曜日最終便で大阪から東京に帰ります。 詰め込んでしまうのが癖で、なかなか治りません。大阪に見たい活動があり、それを知って前日に京都で研究会を企画しました。行きたいところに仕事を創る、というポリシーで20歳くらいからやっ…

とりあえず新学期

慌ただしく新年度がスタート。 今年から6コマ担当で週4授業、私至上最多のコマ数ですが、残すところ1日にして、まあ目処が経ちました。履修者の顔を見るまで、結構不安なのですが、そこを抜けると楽しくなります。