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特急列車

買ってあったチケットを放棄して
考えていた予定をリセットして
いつもよりゆっくり耽りたくて
めったに乗らない「ひかり」を選んだのだけれど、

それでも今の私には速すぎて、速すぎて。
行ったり来たりして、いっそ着かなければいいのにと思う。

生まれるというのは、既に、自分で選んでいない列車に乗ったようなもので
どこでいつ降りるかくらい、自分で決めたいと思う。

目の前にいた初恋の人に「君を3人目の結婚相手にする」と言ったときから、
あれもこれもすべてが、自分の中で曖昧に許容されている。