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小さくても1歩

9年居た環境から外に出て働き始めた感想は、9月や10月には何も出てきませんでした。あまりにも違う環境の中、私の心はまだ、前のところにあったのだと思います。出稼ぎに行っているくらいの感覚だったのかもしれません。自分の新しい仕事に向き合えていなかったのか、向き合って拒絶されるのが怖かったのか。

 

でも、飛び込まないことには、歩き回ってみないことには、何も見えてこないわけです。自分から動かないと、誰かが新しい職場に居場所をつくってくれるわけではないから。私は新しい職場で、新しい仲間と仕事を創っていかなければならない。それはもう、日々、日々。それが、私にとっての学習環境デザインだろうと思いました。

 

ようやく、転職したことを実感できたのは、何度か教員同士の会議に出る機会や、毎週出会う学生との授業時間、そして多くの職員の方々との会話の中ででした。特に、着任前は、こんなに職員の方との交流が楽しいとは想像していなかったです。

 

大学教員、その中でも授業が持てる仕事、大学生に会える仕事に就けて本当によかったです。今やっているのは、とてもやりがいのある仕事です。日々きらきらに囲まれています。休み時間もよく大学生と話しています。廊下で会うと挨拶してくれます。挨拶する同僚教員も増えました。大学の会議に出るようになり知り合いが増えました。力になってくれる職員の方もたくさんいます。楽しいです。会議がつまらないなんて思ったことがないです。見た事も聞いた事も無い情報に触れられ、新鮮です。そもそも、フリーランスやプロジェクト付きの特任助教だった私には、打ち合わせではなく「会議」という文化も新鮮です。

 

一方で、博論の単著2015年2月刊行に向けてゲラ刷りができ、装丁はHPや名刺をお願いしてきたデザイナーさんにお願いできることも決まりました。

母校では、共同研究を継続させていただいており、研究会を主催しています。毎月多くの方と、高齢者の学習に関する議論させていただけています。様々な方のお力により、多方面の方に研究会の存在を知っていただけるようになっていると感じます。

 

こんなに恵まれているのに私はこの2週間ほどいらだっていました。11月は、他人にはなかなか言えない類いの案件も複数あり、ちょっと辛かったです。環境は変わっているのに、何も自分が変われていないことに焦りを覚えていました。

 

そこで、少し周囲を整理し大事なものは何かを考え直しました。12月、再スタートしたいと思います。